チベット観光案内~中国 チベットへの旅・チベット旅行・青蔵鉄道利用チベット観光
チベット・ラサの歴史:
7世紀前半にチベットを統一した吐蕃王朝第33代ソンツェン・ガンポによりチベットの都と定められ、641年には中国の公主(唐王室の皇族女性)がチベットのツェンポ(王)の妃として迎えられた。伝承では、このときネパール王女も同時に妃に迎えられ、二人がもたらした仏像を本尊として納めるため、トゥルナン寺、ラモチェ寺が建立され、市街形成の核となったとされる。
9世紀の吐蕃王朝の崩壊以後、チベットの政治的中心は、時期ごとの覇者たちの所在地を転々としたが、宗教的中心地としての地位は不動であった。1414年にはラサ三大寺の筆頭ガンデン寺の建立をかわぎりにゲルク派の本拠地となり、17世紀中期には熱心なダライ・ラマの信者であったオイラト・ホショト部のグシ・ハンがチベットの大部分を征服したことをきっかけとして、ダライ・ラマの宗派を超えた宗教上の最高権威としての地位が確立され、諸宗派に対するゲルク派の優位、とりわけモンゴルにおけるゲルク派の優勢が決定的となった。この結果、ラサは再びチベット全域の政治的、経済的、文化的中枢の地位を獲得しただけでなく、チベット人、モンゴル人、満州人などから構成されるチベット仏教文化圏の中心ともなった。
1642年に成立したガンデンポタン政権の初期、当時のダライ・ラマ5世によりガンデンカンサル宮、ポタラ宮など行政機構の拠点が建設され、政治的中心としての機能が整備された。
1986年以来対外開放され、次第に観光都市として発展している。
チベットの天候:
ラサの平均気温 |
月 |
1月 |
2月 |
3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
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平均最高気温 °C (°F) |
7 (45) |
9 (48) |
13 (55) |
16 (61) |
20 (68) |
23 (73) |
22 (72) |
21 (70) |
20 (68) |
17 (63) |
12 (54) |
8 (46) |
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平均最低気温 °C (°F) |
-8 (18) |
-5 (23) |
-2 (28) |
2 (36) |
6 (43) |
10 (50) |
11 (52) |
10 (50) |
8 (46) |
2 (36) |
-4 (25) |
-8 (18) |
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降水量mm (inches) |
0.8 (0.03) |
1 (0.04) |
2.3 (0.09) |
5.6 (0.22) |
23.1 (0.91) |
58.9 (2.32) |
96.8 (3.81) |
98 (3.86) |
55.6 (2.19) |
4.8 (0.19) |
0.5 (0.02) |
0.5 (0.02) |
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チベットの観光案内:
ラサは国務院により国家歴史文化名城に指定され、ポタラ宮は1994年にユネスコの世界遺産に「ラサのポタラ宮の歴史的遺跡群」として登録、トゥルナン寺も2000年に拡大登録、ノルブリンカも2001年拡大登録された。現在、年間40万人から50万人の観光客がある。
&青蔵鉄道(天空鉄道)について
青蔵鉄道(せいぞうてつどう,中国語表記青藏铁路=読み:チンツァンティエルー=)は中華人民共和国西部の青海省西寧とチベット自治区首府ラサ(拉薩)を結ぶ高原鉄道。総延長1,956km。青蔵線とも呼ばれる。日本のメディアでは、青海チベット鉄道と呼ばれることも多い。
西部大開発の代表的なプロジェクトとして、当初2007年の完成を目指していたが、1年ほど前倒しして2006年7月1日に全通した。建設費は4,500億円と伝えられている。
なお、外国人(香港、台湾人を含む)がラサまで乗車する場合は、チベット入域許可書が必要であり、旅行代理店の主催するツアーに参加する必要がある。なお、時期によっては形式上ツアーに参加し、実際には個人旅行として乗車することも可能であるが、乗車券のほとんどは団体向けに確保されているため、この方法での乗車券の入手はかなり困難である。
青蔵鉄道情報:
- 北京西~西安~ラサ 毎日運行 所要48時間(硬座389元、軟臥1,262元)
- T27次 北京西 21:30発 → ラサ 2日後20:58着
- T28次 ラサ 8:00発 → 北京西 2日後8:00着
- 成都~ラサ 隔日運行 所要49時間
- T22/3次 成都 18:18発 → ラサ 2日後18:28着
- T24/1次 ラサ 9:05発 → 成都 2日後9:55着
- 重慶~ラサ 隔日運行 所要49時間
- T222/3次 重慶 19:20発 → ラサ 2日後18:28着
- T224/1次 ラサ 9:05発 → 重慶 2日後9:55着
- 蘭州~ラサ 隔日運行 所要30時間
- K917次 蘭州 16:45発 → ラサ 翌日22:30着
- K918次 ラサ 9:32発 → 蘭州 翌日15:45着
- 西寧~ラサ 隔日運行 所要27時間
- N917次 西寧 20:07発 → ラサ 翌日22:30着
- N918次 ラサ 9:32発 → 西寧 翌日12:19着
- 上海~西安~ラサ 隔日運行
- T164次 上海 16:11発 → ラサ 2日後19:50着
- T165次 ラサ 8:32発 → 上海 2日後13:45着
- 広州~西安~ラサ 隔日運行
- T264/5次 広州 10:29発 → ラサ 2日後19:50着
- T263/6次 ラサ 8:32発 → 広州 2日後19:37着
西寧とラサを結ぶ列車は一日おきに一往復運行される。ラサ行きは西寧を21時に発ち、ラサには翌日22時半に着く。列車が崑崙山脈、チベット高原を日中に通過できるよう、時間を設定したという。列車はゴルムド駅で高地用のNJ2型ディーゼル機関車に交換し、タングラ駅(唐古拉駅)で西寧行きとすれ違う。
実質的には鉄道利用よりも航空運賃のほうが安い。しかし車窓風景や食堂車での食事など、鉄道ならではの旅行が楽しめる。
列車の運転速度は、海抜5,000 m までの区間では最高160 km/h、それ以上の区間では 80 km/h となっている。また、医師と看護師が同乗して高山病患者に対応している。
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