中国国家発展・改革委員会の解振華副主任は27日、国慶節(建国記念日、10月1日)報道センター主催の「中国省エネ・排出削減・気候変動対応記者会見」で、中国政府はエネルギー・資源節約と気候変動対応に着実に貢献していると強調した。
各級政府の努力で、中国は省エネ・排出削減と気候変動対応で大きな成果を収めている。2006年から08年までに単位国内総生産(GDP)当たりエネルギー消費を10・1%減らし、二酸化硫黄と化学的酸素要求量(COD)の排出量それぞれ8・95%と6・61%削減した。今年上半期、単位GDP当たりエネルギー消費を3・35%減らし、二酸化硫黄とCODの排出量をそれぞれ5・4%と2・46%削減した。昨年、再生可能エネルギーの一次エネルギーに占める割合は9%に達し、森林面積率は18・21%に達した。
解副主任は、中国政府は従来から資源節約、環境保護、気候変動対応を非常に重視し、これを経済構造調整、発展パターン転換の重要な力点とし、科学的発展観の徹底・実行、持続可能な発展実施の重要な内容としていると強調した。
中国は第11次国民経済・社会発展5カ年計画(2006―10年)で2010年の単位GDP当たりエネルギー消費を05年より20%前後減らし、主要汚染物質の排出総量を10%減らすという拘束力のある目標を打ち出した。また「気候変動対応国家プラン」を定め、その指導思想、基本原則、重点分野、政策・措置、具体的ステップを明確にし、2006―10年の気候変動対応目標を定めた。それはすなわち単位GDP当たりエネルギー消費を20%削減することを踏まえ、再生可能エネルギーの一次エネルギーに占める割合を10%前後引き上げ、森林面積率を20%にすることである。