西安はハイテク産業の育成に力を入れています。その背景には、西安の地理、歴史的や中国政府の政策などがあります。西安の中国文化に対する影響力、或いは、中国大陸の中心に位置する西安の交通、通信における重要性、などは容易に想像がつくと思います。
さらに、西安の人は教育水準が高く、ハイテク技術に関心を持っている人も多いので人材も豊富にいます。こうした事情から、西安はハイテク技術都市として成長するための発展計画を作り、内外にアピールしています。
西安投資事情 :
外資企業 :近年、海外の企業の西安に対する投資が目覚しい。また西安のソフトウェア会社の対外受注も増加している。ビジネスの相手として最も多いのはアメリカで、アメリカ留学の経験がある西安の技術者や西安出身のアメリカ在留技術者の仲介により、アメリカ向けのソフトウェア生産が活発におこなわれている。
ドイツ企業:今、最も中国に注目している国はドイツと思われる。アメリカやイギリスが同じ英語圏であるインドにソフトウェア生産基地を確保しているのに対し、海外にソフトウェア生産基地を持たなかったドイツは西安に注目している。現在、西安の会社の多くがドイツ企業と合弁、提携関係にあり、その多くはファームウェア系である。
西安の会社では、ドイツの企業は技術のノウハウを積極的に提供してくれ、やりがいがあると話している。いずれ西安を足場として日本市場に参入してくることと思われる。
台湾企業:同じ中国語を使用し、中国人の考え方を知り尽くしていることもあり、台湾企業の動きは速い。会社設立や生産開始までの期間が短く、社員を集めるのも早い。台湾企業の特徴は、西安の安い人件費と大量の技術者を確保することで実現した人海戦術を使った開発で、高度な技術力は必要としないものが多い。画像、地図、データベース関連が多く、殆どがアメリカと日本向けである。
日本企業:西安に進出している日本企業も僅かであるが、存在する(NEC、東芝、富士通、ダイキン工業、ブラザー工業など)。日本から委託開発を行っている会社は多いが、簡単なものが多く、高度で大規模な開発を期待する会社は多い。
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