多くの中国人観光客が日本を訪れるなか、彼らは日本に対してどのような感想を持ったのだろうか。
7日間にわたる日本旅行を行ったという中国人ブロガーの米粒氏(ハンドルネーム)が自らのブログに日本旅行で感じたことを綴っている。氏は冒頭で、「私は民族主義者ではないものの、日本を訪れるまでは、多少なりとも感情的しこりを残していた。しかし、戦後数十年で奇跡的な復興を遂げた日本に対して、好奇心も同様に持ち合わせていた」と語る。
続けて氏は、全体的な感想として、「人的素質をはじめとするソフト面は100年の差がある」と指摘し、八つの差を挙げた。そのうちの一つ目の差として『真似のしようのない清潔さ』を指摘し、「日本の清潔さは、全面的な環境保護活動に科学技術が加わり、そこへさらに日本人の素養が重なって実現しているものであり、中国が真似しようとしても出来ないものだ」と分析する。
次に氏は『社会治安の良さ』を指摘し、「日本では、街に出かけても中国のようにすりに会うことを心配する必要はない。財布の入ったウェストバックを空けながら歩いている日本人男性も見かけたし、防犯扉を設置している家庭を見かけなかった」と語る。
さらに、日本人は生活上のプレッシャーが大きいにもかかわらず、平均寿命が世界一であることに触れ、その理由として食習慣が優れ、健康意識が高いためであるを分析。「日本では魚や海藻類は最も基礎となる食材であり、日本に生食の習慣があるのは汚染のない環境で育った食材だからこそだ。また、日本の農産物は有機栽培ばかりだという。我々が中国で毎日のように口にしている食材は、日本人からすれば毒野菜なのだ」と語った。
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